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根と葉と果実を デザートの一杯へ クスミティーの新作4種

9月4日発売。マテ、チコリ、ルイボス、りんご、ハイビスカスを、85〜95度と3〜7分の違いで選ぶ。

桃色の背景に、りんご、ショウガ、レモン、桃、杏、チコリの花、アーモンド、穀物が浮かび、その下に色の異なる四つの箱が並ぶ。クスミティーが9月4日に発売した「グルメ・インフュージョン」は、菓子の記憶を植物由来のブレンドへ重ねた新シリーズだ。見た目の甘さだけで選ばず、何が茶葉や根、果実として入り、何が香りとして添えられたのかを確かめると、四つの役割が見えてくる。

桃色の背景にりんご、ショウガ、レモン、桃、杏、チコリ、アーモンドとクスミティー新作4箱が並ぶ
写真提供:クスミティー/ブルーベル・ジャパン(PR TIMES配布素材、無改変)

公式のキービジュアルでは、四つの箱の上に、それぞれの名をつくる素材が縦に対応している。左から、りんごとキャラメル、ショウガとレモン、桃と杏、チコリの花とアーモンド。素材を空中に浮かせ、箱へ落ちていく直前のように見せる構図は、菓子の軽さと植物標本のような一覧性を両立させる。包装の色分けは味の気分を伝えるが、実際のブレンドは、その図像より少し複雑だ。

シリーズ名は「グルメ・インフュージョン」。20個入りティーバッグで、公式オンラインショップでは各2,484円(税込)として9月4日に販売が始まった。四つとも同じ箱数と価格だから、比較の手がかりになるのは順位ではなく、ベースとなる植物、香りの設計、湯温、蒸らす時間、カフェインの有無になる。価格と販売状況は9月4日確認時点のものだ。

植物名と 味の記憶は同じ層ではない

「マテ ジンジャー レモン」の原材料は、有機マテ茶と有機ローズヒップに、ショウガとレモンの香りを組み合わせる。マテの葉がブレンドの中心にあり、ジンジャーとレモンは商品名を形づくる香りの層だ。4種のうち、公式ページがカフェインフリーと案内していないのはこの一箱だ。夜の一杯には、カフェインフリーと案内されたほかの3種が候補になる。

「チコリ シリアル アーモンド」は、有機ルイボスとチコリをベースに、シリアルとアーモンドの香りを重ねる。チコリは葉ではなく根を焙煎して飲用にする文化を持つ植物で、ここではルイボスと同じ箱に入る。公式ページではカフェインフリー。アーモンドを名に含むため、アレルギーが気になる場合は、購入時に現品表示も確認したい。

「ピーチ アプリコット」は、有機りんご、有機ハイビスカス、有機ローズヒップに、桃と杏の香りを合わせる。箱に大きく描かれた二つの核果だけでなく、りんごの果実とハイビスカス、ローズヒップが抽出される側にいる。これもカフェインフリーで、果実と花の構成を選びたい人に輪郭が明快だ。

「バニラ アップル キャラメル タタン」は、有機ルイボス、有機りんご、有機シナモンに、バニラとキャラメルの香りを組み合わせる。タルト・タタンを思わせる名でも、カップの中で抽出される骨格は、ルイボス、果実、樹皮だ。公式ページではカフェインフリーとされる。デザートの言葉を、そのまま糖分の説明と取り違えないことも大切になる。

85度から95度 蒸らす時間が一杯の速度を分ける

四つは同じシリーズでも、公式が示す抽出条件は一律ではない。「マテ ジンジャー レモン」は85度で3〜4分。「バニラ アップル キャラメル タタン」は90度で4分。「チコリ シリアル アーモンド」は95度で4分。「ピーチ アプリコット」は95度で5〜7分。最短と最長では、湯を待つ時間がほぼ倍になる。同じ20個入りのティーバッグでも、植物の組み合わせに合わせて湯の状態を変える設計が、四箱を単なる香り違いにしない。

この差は、味の優劣ではなく一日の動きに結びつく。朝、湯を少し冷まして短く蒸らすならマテ。仕事の切れ目に四分を置くならチコリかバニラ。夕食後に五分以上待てるなら桃と杏。最初の一杯では湯量と時間を記録すると、次の調整も自分の言葉で選べる。温度計がなくても、沸かした直後か、少し置いた湯かという選択が、箱を開く前の小さな儀式になる。

四箱を並べても 選ぶ理由は一つずつでいい

四種すべてをそろえる必要はない。葉の刺激と柑橘の方向を求めるならマテ、根と穀物の言葉に惹かれるならチコリ、果実と花のブレンドなら桃と杏、焼き菓子の記憶をルイボスとシナモンへ移したいならバニラとりんご。公式の説明は選択の入口であり、実際の感じ方は湯量や器、飲む温度でも変わる。

華やかな商品写真は、完成した味を保証するものではない。写っている植物と、原材料として抽出される植物、香料として添えられる名前を分けて見ることで、広告の印象を自分の選択へ戻せる。カフェイン、アレルギー、原材料は購入前に公式ページと現品表示を確認し、体質に合う一箱を選びたい。

短い蒸らし時間にも 植物の来歴が重なる

一杯を飲む時間は短くても、そこには南米で飲まれてきたマテの葉、南アフリカのルイボス、根を飲み物にするチコリ、果実、花、樹皮という異なる植物の使い方が集まる。産地も部位も異なる素材を、ティーバッグという同じ規格へ収めること自体が、現代のブレンド文化の編集だ。新作の面白さは、四つの菓子風の名前だけではなく、それらを85〜95度、3〜7分という具体的な時間へ置き直した点にある。箱の色より先に、今日の自分が待てる時間を選ぶ。その順番なら、デザートの記憶は、植物の輪郭を隠さず一杯に残る。

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記事に登場したもの

記事の文脈に必要なものだけを、RareDex編集部が選んでいます。

メーカー・正規販売店

KUSMI TEA マテ ジンジャー レモン

有機マテ茶とローズヒップを中心に、ショウガとレモンの方向を選びたいときの一箱。公式抽出目安は85度で3〜4分。

価格帯
2,484円(税込)
販売元
クスミティー公式オンラインショップ
向いている植物・置き方
マテをベースに短めの抽出時間を選びたい人
注意点
カフェインフリー表示なし。価格・在庫は2026年9月4日確認時点。
販売元:クスミティー公式オンラインショップ
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メーカー・正規販売店

KUSMI TEA チコリ シリアル アーモンド

有機ルイボスとチコリに、シリアルとアーモンドの香りを重ねたカフェインフリーの一箱。公式抽出目安は95度で4分。

価格帯
2,484円(税込)
販売元
クスミティー公式オンラインショップ
向いている植物・置き方
根と穀物を思わせる構成とカフェインフリーを選びたい人
注意点
アーモンドを含む商品名。アレルギーは現品表示を確認。価格・在庫は2026年9月4日確認時点。
販売元:クスミティー公式オンラインショップ
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メーカー・正規販売店

KUSMI TEA ピーチ アプリコット

りんご、ハイビスカス、ローズヒップを中心に、桃と杏の香りを合わせたカフェインフリーの一箱。公式抽出目安は95度で5〜7分。

価格帯
2,484円(税込)
販売元
クスミティー公式オンラインショップ
向いている植物・置き方
果実と花のブレンドを時間をかけて蒸らしたい人
注意点
果実を含むため原材料とアレルギー表示を確認。価格・在庫は2026年9月4日確認時点。
販売元:クスミティー公式オンラインショップ
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メーカー・正規販売店

KUSMI TEA バニラ アップル キャラメル タタン

有機ルイボス、りんご、シナモンに、バニラとキャラメルの香りを重ねたカフェインフリーの一箱。公式抽出目安は90度で4分。

価格帯
2,484円(税込)
販売元
クスミティー公式オンラインショップ
向いている植物・置き方
焼き菓子を思わせる香りとルイボスを選びたい人
注意点
商品名は糖分量を示すものではない。原材料と表示を確認。価格・在庫は2026年9月4日確認時点。
販売元:クスミティー公式オンラインショップ
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参考リンク・出典

この記事の調査・執筆で参照した情報です。各発信元でも原文をご確認いただけます。

  1. Palette of Flavors — Gourmet Infusions — KUSMI TEA Japan
  2. マテ ジンジャー レモン — KUSMI TEA Japan
  3. チコリ シリアル アーモンド — KUSMI TEA Japan
  4. ピーチ アプリコット — KUSMI TEA Japan
  5. バニラ アップル キャラメル タタン — KUSMI TEA Japan
  6. クスミティー『グルメ・インフュージョン』新発売 — ブルーベル・ジャパン/PR TIMES
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