アトレ恵比寿4階のフォンテーヌテラスで、LOVST TOKYOのPOP-UPが9月13日まで開かれている。会場には、廃棄されるはずだった果実をアップサイクルした植物由来のヴィーガンレザーを用いると同社が説明するバッグや小物に加え、アパレルの特別展示も置かれる。ここでいうヴィーガンレザーは、植物原料を含む合成皮革という同社の注記を含めて受け取りたい。素材の言葉だけを先に立てるより、どの形が毎日の動きへ入るかを確かめる方が、店頭での選択は具体的になる。
同じブランドの中でも、植物の気配は一つの葉柄やプリントとして現れない。青森県のりんごから生まれたとする「aplena」を使う製品では、半月の切り込み、丸い金具、手に近い小さな輪郭が、果実の記憶を機能へ移している。会場で先行販売されるスカーフや限定色のトートとは別に、公式オンラインストアで販売中と表示された三品を、荷物を包む、身体の横に掛ける、既存の持ち物へ足すという順で比べた。販売状況は9月7日確認時点であり、注文時には変わる。
荷物の量で選ぶ Apple 2Way Tote Bag
24,800円のApple 2Way Tote Bagは、13インチのPCとA4書類が入る縦型のトートだ。マグネットボタンを留めることで、同じバッグの輪郭を二つの姿へ変えられる。高さ36センチ、幅33センチ、重さは約400グラム。ブラック、オフホワイト、カーキブラウン、ダークネイビーで金具の色が異なり、装いの中で金属の見え方も変わる。仕事の日に必要な物をまとめながら、平日の終わりに形を少し変えられる点が、この大きさの理由になる。
表地に使うaplenaは、同社の説明では青森県のりんごから生まれた人工皮革または合成皮革だ。大きなバッグでは、素材の由来を飾りの理由にせず、持ち手、底、内ポケット、PCを入れる余白として受け取りたい。重さだけで使い心地を断定することはできないが、紙の書類やPCを持つ日には、収納寸法と肩へ掛ける長さを自分の荷物で確かめる必要がある。
肩の横で形を変える Apple 2Way Mini Bag
19,800円のApple 2Way Mini Bagは、ストラップの通し方で、すっきりしたショルダーバッグと巾着型の二つの輪郭をつくる。高さ22センチ、幅32センチ、マチ13センチ、重さは230グラム。500ミリリットルのボトルや折り畳み傘を入れられると公式ページにあるため、荷物を最小限にしたい日でも、完全に小物だけへ寄せる必要はない。新色のダークネイビーを含む四色と、シルバーまたはゴールドのカラビナを選べる。
トートが荷物の重さを受け止める形だとすれば、ミニバッグはその日の服の線に寄り添う形だ。ストラップを通し替えるだけで変わるのは、収納量ではなく、身体との距離と口元の見え方である。会場在庫は色と金具の組み合わせごとに表示が異なる。色名だけで決めず、欲しい組み合わせが残っているか、公式の店頭在庫表示かスタッフの案内で確かめたい。
いつものバッグに月を一つ足す Apple Full moon Charm
3,800円のApple Full moon Charmは、りんごの丸い曲線から着想を得たとする小さなチャームだ。全長は16センチで、アップルレザーの部分に真鍮の金具を合わせる。ブラック×ダークブラウンと、グレージュ×ブラックの二色があり、カラビナで着脱する。トートやミニバッグを新調する代わりに、すでに持っているバッグへ一つだけ輪郭を加える選択もある。植物由来という言葉を大きく見せるのでなく、手元で揺れる小さな面積に留める方法だ。
POP-UPでは税込25,000円以上の購入者へ、先着100名にApple Full moon Caseを贈る企画も案内されている。ただし先着品は、対象金額を満たしても必ず受け取れるものではなく、なくなり次第終了する。チャームそのものと贈呈品を一つの価値として数えず、欲しい物の価格、色、使うバッグとの関係を分けて考える方がよい。購入条件や在庫は会場と公式オンラインストアで変わるため、支払い前の確認が欠かせない。
果実の記憶を 一つの正解にしない
会場では、Apple Leather Long Skirt、Vest、Jacketというアパレルの特別展示も行われる。バッグを売る場所に衣服を置くことで、素材が単に持ち物の外側を覆うだけでなく、身体の近くでどう見えるかを考える余白が生まれる。展示品の販売を示す情報ではないため、買える物として扱わない。バッグや小物を選ぶなら、実際に販売中のページで色、発送、刻印などの条件を確かめるのが誠実だ。
PCや書類まで受け止めるならトート、形を替えながら身軽に出かけるならミニバッグ、今の持ち物を少しだけ動かすならチャーム。三品は同じ素材の物語を繰り返すためではなく、りんごの輪郭をそれぞれ別の距離へ置く。9月13日までの恵比寿では、店頭にある限定色や展示を眺めたあと、手に持つ時間、肩に掛ける時間、いつものバッグへ足す時間のどれを残したいかを考えられる。選ぶ数を増やさず、日常の動きに合う一つを見つけるための短い寄り道になる。
