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セリ、葡萄、茶葉を、同じ売り場で。大阪・grafの夏のマーケット

今日17時まで。水辺の寄せ植えから羽曳野の葡萄、ハーブティーまで、植物が姿を変える一日

浅い器から立つセリとイグサ。その隣に緑の葡萄と、湯気を待つハーブティーがある。大阪・梅田のハービスPLAZA ENTで開かれているgrafの「FANTASTIC MARKET in HERBIS 28」は、今日8月2日が最終日だ。鉢のなかで生きる草、畑で実る果実、乾かして味わう葉をひとつの売り場で見比べると、植物を迎える方法は、園芸だけではないと気づく。

浅い灰色の器にセリやミント、細いイグサを植え、隣に緑の葡萄、ハーブティー、麻布、木の道具を置いた記事専用のイメージ
RareDex制作(実景ではなく、記事のために描いたイメージ)

記事の顔となる一枚は、今回の企画のために描いたイメージだ。実際の会場や商品を写したものではない。灰色の低い器、細いイグサ、明るいミント、粒のそろった緑の葡萄、琥珀色の茶。今日の出店内容から、植物が異なる姿でひとつのテーブルに集まる面白さを組み直した。

ひとつの売り場で、植物の姿が変わる

「FANTASTIC MARKET in HERBIS 28 Summer Greens and Tasty Treats」は、grafが各地の作り手と続けてきたマーケットの夏編。8月2日は11時から17時まで、ハービスPLAZA ENT地下1階で開かれる。屋内開催で入場は無料。会場案内と出店予定は、主催者と施設の公式情報で一致している。

今回、編集部が見たいのは品数の多さではなく、植物が売り場に現れるまでの距離だ。根をつけたまま器へ移される草。畑で育ち、房で届く葡萄。摘まれ、乾かされ、湯でひらくハーブ。花を香りや甘味へ変えたシロップもあれば、植物を受け止める鉢や道具もある。生きた株と食べものを別々の棚として見るより、その間にある手仕事をたどるほうが、この夏市の輪郭はよく見える。

両日に出店するYADORU_SHOPは、grafの公式紹介で、植物を単なる室内装飾ではなく、空間の空気や時間を変える存在として扱う店だと説明されている。grafの食品部門、焼き芋と土づくりをつなぐ蜜香屋/Re:SOIL、香りと味を組み立てるTE tea and eatingも並ぶ。鉢植え、土、食、茶が近くにあることで、植物との関係が「育てる」だけに閉じない。

水辺の草を、器のなかへ迎える

日曜の企画として用意されるのが、羊水/犬島きのこによる「水辺の寄せ植えワークショップ」。公式案内では、セリ、ミント、スギナ、イグサなどから3〜5株を選び、水辺の草の小さな景色をつくる。開始は11時30分、13時30分、15時の三回。各回5人、鉢付きで3,850円だ。

ここで選ぶ植物は、葉の形も立ち上がり方も違う。セリのやわらかな広がりに、イグサの細い垂直線を重ねれば、低い器の上に遠近が生まれる。ミントは色だけでなく、触れたときの香りも持ち込む。ただし、会場の作例や完成形を見ずに組み合わせを決めつけることはできない。器の深さ、置き場所、日々の水の保ち方まで、作り手へ聞きながら選びたい。

今日は、葡萄とハーブを見る

8月2日だけの出店では、G-Grape Farmが大阪・羽曳野から葡萄を運ぶ。同園の公式案内が伝えるのは、葡萄栽培が身近な土地である羽曳野で、房を育てていること。名前だけで産地の物語を膨らませるのではなく、品種やその日の販売内容は会場で確かめたい。色、粒の大きさ、皮の張りを見て一房を選ぶ行為は、樹形を見て鉢植えを選ぶことにも少し似ている。

LITTLEWONDERS HERBS & TEAはハーブティーを、puroはシロップや果実酢を、UNE TABLEはジンジャーシロップなどを携えて日曜の売り場に加わる。植物を長く手元へ残したいなら鉢植えを、今日の食卓へ持ち帰りたいなら果実を、夜の一杯へつなげたいなら茶やシロップを選ぶ。同じ「植物を買う」でも、暮らしへ入る速度はそれぞれ違う。

食品は原材料や保存方法、アレルギー表示を現物で確認したい。生鮮品や少量の商品は、公式ページに価格や在庫が掲載されていないものもある。この記事は特定商品の在庫や取り置きを保証するものではない。目当てがある場合は、出店者と主催者の当日の発信を確認してから向かうのが確実だ。

17時までの梅田で、ひとつ選ぶ

会場は大阪市北区梅田2丁目、ハービスPLAZA ENT地下1階。JR大阪駅、阪神大阪梅田駅、Osaka Metro西梅田駅などから歩ける場所にある。開催は今日8月2日の17時まで。出店内容やワークショップの受付状況は変わることがあるため、出発前にはgrafとハービスの公式案内を見直したい。

マーケットで全部を持ち帰る必要はない。一本の草、一房の葡萄、一袋の茶、あるいは植物を置くための器。いまの部屋と、今日の食卓に合うひとつを選ぶだけでいい。植物は鉢のなかだけにいるのではなく、果実になり、飲みものになり、作り手と話す理由になる。梅田の地下に並ぶ異なる緑は、その広がりを一度に見せてくれる。

参考リンク・出典

この記事の調査・執筆で参照した情報です。各発信元でも原文をご確認いただけます。

  1. FANTASTIC MARKET in HERBIS 28 Summer Greens and Tasty Treats — decorative mode no.3 design products Inc. / graf
  2. FANTASTIC MARKET in HERBIS 28 — 阪急阪神ビルマネジメント株式会社 / HERBIS
  3. YADORU_SHOP POP UP — decorative mode no.3 design products Inc. / graf
  4. G-Grape Farmについて — G-Grape Farm

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