Culture

花が終わっても柄を切らない ホヤ・カルノーサ

同じ花梗から咲く仕組みと、光、根、植え替えの見方

ホヤ・カルノーサの星形の花が落ちたあと、つるには短い突起が残る。枯れ枝のように見えるその花梗は、次の花房が戻る場所になる。

淡い桃色の星形の花を球状に集めたホヤ・カルノーサの花房
ホヤ・カルノーサ/Fastson、Wikimedia Commons(パブリックドメイン)

ホヤ・カルノーサの星形の花が落ちたあと、つるには短い突起が残る。枯れ枝のように見えるその花梗は、次の花房が戻る場所になる。

花房の奥に、短い柄が残る

Hoya carnosaは常緑のつる性植物で、自然界では樹木などに根を添わせて育つ着生植物だ。厚い葉に水分を蓄え、節から伸びた花梗の先へ、蝋細工のような星形の花を球状に集める。

花びらが落ちると、花房を支えた細い軸の根元に短い花梗が残る。新しいつるは節を重ねながら長く伸びるが、花梗は同じ場所にとどまり、先端に古い花の痕を重ねていく。

古い花梗を切らない

NC State Extensionは、古い花梗を剪定しないよう勧めている。同じ花梗が数年にわたり繰り返し花をつけることがあるためだ。花後に茶色く見えても、つるから分かれる短い柄が硬く残っていれば、その場所を保つ。

枯れた花冠だけを自然に落とし、花梗を引っぱったり、つるの表面まで切り戻したりしない。新しいつると迷う時は長さだけで決めず、節が連続して葉へ向かうか、短い先端に花痕が集まるかを見る。

花を急がせる前に、光を見る

ホヤ・カルノーサは明るい間接光を好む。暗い場所では葉が保たれても花がつかないことがあり、強い直射光では葉焼けが起こりうる。レース越しの窓辺など、葉に熱がこもらず一日の明るさを受けられる場所が基準になる。

多くの株は成熟してから花をつけ、NC State Extensionは二、三年ほどを一つの目安としている。ただし年齢だけで開花日は決まらない。古い花梗の有無、つるの伸び、葉の間隔、季節ごとの光を記録すると、一株の変化が見えやすい。

根には、水より先に空気を残す

着生植物の根は、長く湿った重い土より、空気が通るゆるい用土に合う。NC State Extensionは、有機質を含みながら水が速く抜ける用土と、排水穴のある鉢を挙げている。

次の水は曜日で決めず、鉢が軽くなったか、表面だけでなく内部まで乾き始めたかを見る。葉が厚いから水が不要なのではない。乾く時間を挟み、与える時は鉢底から流れるまで注ぎ、受け皿に水を残さない。

植え替えと剪定は、つぼみの外で

根が鉢を回り、乾き方が極端に速くなった時は植え替えを考える。つぼみや花がある時期を避け、一度に大き過ぎる鉢へ移さない。NC State Extensionは、直径を約5センチ以上広げないことを目安にしている。

次の花を待つ間、できることは花梗をいじることではない。短い柄の位置を覚え、つるが受ける光と、鉢が乾く速さを記録する。同じ花梗の先に再び小さなつぼみが並ぶ時、前の花房から続く時間が形になる。

参考リンク・出典

この記事の調査・執筆で参照した情報です。各発信元でも原文をご確認いただけます。

  1. Hoya carnosa.jpg — Wikimedia Commons
  2. Hoya carnosa — NC State Extension — Plant Toolbox
  3. My 20 yo carnosa is healthy & happy, but it hasn't bloomed in years — Reddit r/hoyas