鉢いっぱいの小花を眺める秋も、葉の育ちを見守りながら収穫を待つ秋もある。サントリーフラワーズが8月13日に発表した2026年秋冬の新商品・新色には、二つの花苗と二つの野菜苗が加わった。花の咲き姿や収穫までの長さに、それぞれ違った楽しみがある。
ふっくらした小花と 秋のゴールド
「ミリオンベル モコ」は、花弁が重なり合うような、ふっくらとした咲き姿が特徴。メーカーによると、鉢の大きさに合わせて花を咲かせ、秋深くまで楽しめるという。小花の集まりがつくる豊かな表情は、一鉢を身近に置く楽しみになりそうだ。
「キララ」には、新色の「ゴールド」が登場した。花色は黄色と橙色のあいだを思わせるゴールドオレンジ。同じ秋の花苗でも、花の量感を楽しむモコとは異なる、色から選ぶ魅力がある。鉢の色や周囲の葉色と合わせて、置いたときの景色を想像するのも楽しい。
小花を楽しむ カリブラコアの鉢
冒頭の写真は、カリブラコアの園芸品種「Callie-Light-Blue」。小花が茎に沿って咲く姿を伝える参考写真で、今回の「ミリオンベル モコ」や「キララ」を写したものではない。
カリブラコアの園芸品種は、小花が茎に沿って広がる姿から、鉢やハンギングバスケットでも親しまれている。ミネソタ大学とノースカロライナ州立大学の園芸資料は、日当たりと水はけのよい用土を挙げている。特に過湿は根腐れにつながるため、土の乾きにも目を配りたい。これはカリブラコアの園芸品種に関する一般的な情報で、個々の商品の育て方は苗札などの案内を優先する。
花を待つ楽しみ 収穫を待つ楽しみ
野菜苗の新顔は「甘いキャベツ」と「早摘みやわらか茎ブロッコリー」だ。甘いキャベツについて、メーカーは糖分と水分量の多さ、繊維の柔らかさを特徴としている。花の色とはまた違う、食卓で味わう楽しみを育てる一株になる。
早摘みやわらか茎ブロッコリーは、植え付けから約5〜6週間で収穫が始まり、その後も繰り返し収穫を楽しめるというメーカーの案内がある。ただし、この日数はどの地域や環境でも同じ結果を約束するものではない。植え付け時期や日照、気温によって生育は変わる。苗札と地域の栽培案内に沿って、収穫を待てる場所を用意しておきたい。
秋を迎える 一鉢の居場所
苗を選ぶ前に、空いている鉢と置き場所を思い浮かべてみる。花を近くで眺めたいのか、野菜を育てて収穫したいのか。小さな花の重なり、温かなゴールドオレンジ、やがて食卓へ届く葉と茎。楽しみにしたい姿が決まると、秋に迎える一株も選びやすくなる。
販売時期や取り扱い、在庫、価格は店舗によって異なる。購入時には苗札の商品名と育て方を確認し、その植物に合う植え付け時期や場所を選びたい。花の咲く鉢と、収穫を待つ鉢。どちらも、秋の日々に小さな楽しみを増やしてくれる。
訂正(2026年9月14日):初出時の写真は、配布元の植物名に異なる記載があったため差し替えました。現在は「Callie-Light-Blue」の参考写真を掲載しています。
